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notte電動スクーターでCAFE YUBAまで…「厚沢通り」から岩蔵温泉へ

 

東京都における唯一の温泉郷

岩蔵温泉とは、都内における唯一の温泉郷とされている。

その岩蔵温泉には、ヤマトタケル(日本武尊)が入湯したという伝説が残されている。

ヤマトタケルが入湯する際に、岩でできた蔵に鎧を収めたことが「岩蔵」の名前の由来だそうだ。

開湯は1200年前とされ、江戸時代の書物「新編 武蔵風土記稿」にも、この温泉の効能についての記載があるほどの歴史を持っており、観光地として賑わっていると想像しがちだが、現実は悲しいことに数ある温泉宿は廃業し、現在は儘多屋(ままだや)という旅館が1件、運営しているだけである。

今も眠る炭坑跡



岩蔵温泉からほど近いところのバス停に「東京炭坑」という名前のバス停があるのを見かけた。この炭坑は、1935年から1960年に東京都で唯一存在した炭鉱だ。

残念ながら現在は施設が解体され、坑道も埋められているためにその跡地さえ見ることができない。

バス停の「東京炭坑」という名称だけが、その歴史を静かに伝えているだけなのだ。

そんな深い歴史を持っていながらにして、不運にも誰にも見向きをされないことを不憫に思いながら私は電動バイクの軽いアクセルを捻り続けている。



緑が多く茂り、ほとんど車の往来がない道路…「厚沢通り」を音もなく軽快に走っているところだ。

この厚沢通りは、霞丘陵の脇を通るルートで、小川も並走している。

東青梅側から入れば、あとは道なりに走っていけば岩蔵温泉郷に到着する。

里山の静かなカフェ「CAFE YUBA」



岩蔵温泉郷には唯一、儘多屋(ままだや)という旅館が運営しているが、その向かいにCAFE YUBAがある。

七国峠へのハイキングルート入り口の脇に位置する形でお店があり、そして意外にも来客が多い。

CAFE YUBAは青梅市公式のグルメとして紹介されているし、飯能〜青梅エリアのハイキングにおいて休憩処として取り上げられていることからも頷ける。

また、儘多屋旅館を利用した客は、翌日のチェックアウト後にCAFE YUBAを利用する案内もされているように、CAFE YUBAと儘多屋は同一のオーナーが経営していることが分かる。

初夏の時期に訪れれば、CAFE YUBAの外観はまるでおとぎ話のような世界観を感じることだろう。

鮮やかな緑の蔦が這い、新緑が芽吹いて清々しい。



木のぬくもりを感じるドアをくぐれば、薪ストーブもあるし、レトロな扇風機が回っていたり、磨かれた小窓から眩しい新緑が目に入ってくる。



CAFE YUBAで岩蔵コーヒーを頂く。

後ろで、会計を終えた客が「岩蔵コーヒー、すごく美味しかったです」と店員に話をしていた。

私はコーヒーに関しては飲めればいいという感じで、知識もないのでレビューは遠慮させてもらおう。

多くの人が美味しいと評する岩蔵コーヒーを、顰蹙を買われそうだが…私はミルクと砂糖を入れて飲んだ。

それにしても、CAFE YUBAはいつ行っても、ゆっくりとした時間が流れている。

道路側の小窓からは、狭い岩蔵温泉郷の中を通り過ぎる多くの車を目にすることができる。

この木造りの家を一歩出れば、せわしない現実が存在するんだと感じるのだ。

冬にここを訪れれば、薪ストーブが炊かれて、天板にヤカンがいくつも置かれている、心温まる情景を目にすることができる。


営業時間
(金曜日)10:30 - 18:00 / (土日祝日)10:00 - 18:00(11〜2月17:00まで)
定休日
火・水
住所
東京都青梅市小曽木5-3142
電話番号
0428-74-4405
公共交通機関によるアクセス
JR東青梅駅北口から西武バス[ 飯能駅南口行き ]乗車(約20分)岩蔵温泉バス停下車 徒歩約2分。または、JR東青梅駅南口から都営バス[ 成木循環小曽木回り]乗車(約20分)岩蔵温泉バス停下車 徒歩約2分

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