電動オートバイでたどり着けなかった藤沢
改造してJ1772インレットを搭載し、公共200V充電スタンドで充電できるようになった中華の電動オートバイ。
これで、充電しながら行けば海へ行けるかも知れない…海へ行きたいということで試しに行ってみましたが、結論から言えば「充電インフラの問題」で辿り着けませんでした。
電気自動車としてのインフラは途上、電動バイクとしては未開
電気自動車は、J1772コネクタを使う200V普通充電と、急速充電のCHAdeMOが使える。
そして、そもそもこれらの充電ネットワークは「クルマ」を前提として設置されている。
電動バイクの場合、これらのネットワークを利用しようとすると「施設側の制約」にぶつかってしまう。
郊外に点在する充電設備は、そのほとんどがクルマでの入庫に対応させている。出入り口ゲート、駐車枠など。
そもそも、電動バイクは立体駐車場に入れない。立体駐車場のほとんどは路面がツルツルで、二輪車では不安定となって危険なのだ。そして、車の収容数を上げるために設置されたのが立体駐車場という性質上、機動力があって省スペースなオートバイは、1階の隅に専用駐車スペースとして用意されていることが多い。
GoGoEVアプリでルート上の200V普通充電の施設を調べると、多くがショッピングセンターである。あとはディーラー程度。
今回の藤沢へのルート上にはイトーヨーカドー大和鶴間と、隣接しているイオン大和鶴間がもっとも現実的な充電拠点だった。
入り口はそのままバイクでも入っていけたが、退出時に警備員に注意されてしまった。
「どこから入ってきたの?」という切り口で、「バイクは立体駐車場には入れないからね」と言われたのだ。
これはまったくもって、警備員の言い分が正しく、私は何も反論することがない。
話は前後するが、イトーヨーカドー大和鶴間にて、2時間ほど電動バイクの充電を行った(充電後の退出時に警備員に注意されたということ)。
藤沢の海岸まで行ける充電量だったが、帰りは必ずどこかで充電をしないと電欠する。
イトーヨーカドー大和鶴間で充電できないとなれば、もうUターンして帰るしか無いのだ。
というわけで、電動バイクでの充電しながらの旅…海編は到達できず終わった。
公共200V普通充電設備を電動バイクで利用するのは意外とハードルが高い。
ただし、この記事の後にUPされる、秩父方面は電動バイクにとっては優しいエリアだ。
電動バイクの航続距離が延びたとしても、(普通充電の)インフラが利用しづらいとなれば、使い勝手の悪いモビリティとなってしまう。特に、都心部に近づけば近づくほど、敷地面積が狭くなっていくので、電気自動車専用駐車枠、というものもなく、ほとんどが縦(上)方向に建物…つまり立体駐車場となるため、電動バイクでの進入が難しい。
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