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電動バイクで航続距離を伸ばすコツとは?

200Vによる急速充電インフラが整っているのに、電動バイク側はまだまだハードウェアレベルでの対応が進んでいない状況。

例えば、BMW Motorradが最近リリースしたCE04は電気自動車と同じ200Vの急速充電スポットに対応しており、充電スポットを繋いでいけば長距離ツーリングも可能になってきた。

しかし現状では、多くの人が手に入れられる価格帯の電動バイクでは、専用充電器による100V自宅充電が基本である。

つまり、ツーリングをする際は自宅を中心として距離を考慮し、走行中は電費を改善するように意識してライディングを行わないと、途中で電欠してしまって帰ってこれない恐れがある。

モーターのスイートスポットが存在する

多くのメディアで、電動バイクはモーターの特性的に全域でフルトルク、という言われ方をする。

これは実は誤りで、正確に言えばモーターというのは始動した瞬間からフルトルクを発揮し、高回転域になるほどトルクが減少するのだ。

エンジンに美味しい領域…つまりスイートスポットが存在するように、モーターにもスイートスポットは存在する。

時速60km/hまで、それ以上は空気抵抗の影響大

多くの電動バイクのスイートスポットは、時速60km/h以下である。

この領域は、モーターのトルクと空気抵抗がバランスしており、効率よく車体を押し出すことが可能だ。

例えば、電動スクーターのnotteのスイートスポットは、時速30km/hにある。モードセレクトで言えば「1」で、いわゆるエコモードでの最高時速とリンクする。

他に所有している輸入電動バイクのスイートスポットは時速50km/hに存在し、気持ちの良いトルク感と前進力を感じながら、電費を抑えることが可能だ。

どの電動バイクにおいても、時速60km/h以上は空気抵抗が増加して、無駄な電力消費が生じてしまう。

電動バイクにとって、航続可能距離を減少させるのは坂道、重量増加、速度増加だ。

ぜひ、電動バイクでツーリングを行う際は、スロットルは絞り気味でジェントルに走ろう。

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