輸入72V電動バイクで岩蔵大岩を尋ねる──立川断層(箱根ヶ崎断層)の始まりはここ!
電動バイクで断層を見に行く
立川断層という断層が存在する。
現在は再調査で立川市内には断層は存在しないという結論によって、箱根ヶ崎断層という名称となっている。
立川断層…いわゆる箱根ヶ崎断層は、首都圏直下型地震と深い関係をもつ断層であるが、この箱根ヶ崎断層のスタート地点を見ることができるということで、電動バイクの旅はスタートする。
トルコカフェで一息
のどかな青梅の山間部に、トルコカフェがひっそりと営業している。
電動バイクを静かに滑り込ませると、黒沢川の涼しいせせらぎが聞こえてきた。
このトルコカフェは、トルコカフェRugTime'mutlulukという名前で、紡績工場の跡地を利用して作られたカフェだ。
そのため、お店の内部は当時の面影を床下、天井に至るまでみることができる。
例えば床下なら、紡績の設備が固定されていた杭の跡を見ることができるし、天井は親プーリーとモーター、電灯線がそのままの状態で残されている。
多くの客が、ここのカフェを訪れるたびにカメラを手にして、興味深そうに撮影するのが印象的だ。
ちょうど昼時でランチタイムだったので、1500円のランチプレートを注文。
本格的なトルコ料理を味わうことができる。
写真には写っていないが、トルコチャイもセットで、日本茶にはない独特の味わいを楽しむことができる(セットドリンクはトルコチャイ以外も選べる)。
ちなみに嬉しいことに、トルコチャイはおかわり自由だ。
気を良くした私は、さらに日替わりデザートも注文。
デザートは「クロム」というものだった。
店内にはトルコラグなどの民芸品が売られている。
見ているだけでもワクワクするような模様が描かれており、日本とはまた違った感性を持っている国民性なのかな?と好奇心が湧く。
いざ岩藏大岩へ!
冒頭でお話した箱根ヶ崎断層(立川断層)は、地元では岩藏大岩と呼ばれている。
入り口が非常に分かりづらく、さらには激坂が待ち受けている。
電動バイクにとって、坂道は電費がかなり悪化するので躊躇してしまうが、モーターの潤沢なトルクでぐいぐいと登っていく。
舗装路が途切れ、すぐに林道のような道路となる。
ほとんど人通りや車通りがないため、轍がなく、バイクでの進入は転倒しないように気をつける必要がある。
200mほど進んでいくと、突如として大きな岩が目に飛び込んでくる。
これが岩藏大岩と呼ばれ、箱根ヶ崎断層そのものなのだ。
今回は奥まで行かなかったが、岩藏大岩の奥には断層のズレを監視する計測装置が設置されており、超高精度に断層の活動状況をモニタリングしている。
見た目こそ大きな岩だが、まさにこの岩が活断層そのものなのだ!
岩藏大岩は6月に訪れているが、すでにこの時期からヤブ蚊が飛んでおり、虫よけ対策は必須だ。
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