エンジンの鼓動、再び──味気ないEV生活に飽きた?
静かでパワフル。メンテフリー。そんなEVライフにエンジンの鼓動が聞こえてきた
電気自動車のリーフ、250ccクラスの電動オートバイ、原付き電動バイク…と、我が家は全国的にも珍しくフル電動化されています。
使い終わったら充電プラグを車体に挿すだけ。翌朝になればフルチャージで出発。
静かで、風の音しか聞こえない。バッテリの重さによる乗り心地はまるで高級車のようで、微かに聞こえるキーンという未来の音。パワフルでレスポンス最高。しかも、ほとんどメンテフリーで手間いらず。
良いことづくめのEVですが、なぜだか街なかを走る車やバイクの排ガスの匂いに心が躍る。
大小さまざまな部品が1つも狂うことなく、緻密に、精密に連携して動力を生み出し、その時に起こる振動はまるで私達の心臓のように、生きた感覚を覚えさせる…。
きっと、近いうちにエンジン車を買うでしょう
「電気自動車からガソリン車に戻る」…この選択肢を取った人はどれくらいいるのでしょうか?私の探し方が悪いのか、ネット上ではほとんど見かけません。
でも、私は確実に「電気自動車からガソリン車に戻る」でしょう。正確には、電気自動車とガソリン車を併用することになると思います。
現代のパワーエレクトロニクスによって仕上げられたEVは、出来杉君のようなエリート。モーターのようなトルク感も最初こそ新鮮でしたが、慣れればこんなもの。人間って勝手すぎますよね。
私は中古車としてのEVなので、常に航続距離と充電時間の問題がついて回るのですが、最近は充電中やドライブ計画中に「これがガソリン車だったら、思い出のあの場所まで行けるのに」と浮かぶことがしばしば。
それよりも、特にバイクのエンジンの存在感が懐かしいのかも知れません。遠くに行きたい願望よりも、エンジンの息吹きを久々に感じたい感覚。無味無臭のEVよりも、ガソリン臭い、人間の叡智が詰まった、メカのロマン。
これはきっと、クォーツ時計よりも機械式時計にファンが多いのと似ていることでしょう。
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