電動バイクを公共EV200V充電スタンドで充電する方法
2022年に、間に合いました
以前の記事でお話した、200V公共EV充電スタンドの認証問題ですが、解決しました。
これはつまり、自宅に充電インフラがなくとも、電動バイク自体のバッテリを脱着することもなく、最寄りのEV充電スタンドでフルチャージで充電できるようになったことを意味します。
Aliexpressで入手したEV用のエンブレムも入手し、正式にお披露目が可能となりました。
J1772の認証プロトコル
最近、ジョイフル本田やイオンなどに設置が進んでいるNEC製200V普通充電スタンドですが、他の普通充電スタンドとは異なり、J1772プラグを差し込んだ時に車両側と通信をして、その上で200Vを印加するかどうか判定しているようです。
J1772 接続の魔法は、実はダイオード、2 つの抵抗器、およびスイッチにすぎません。
EVSEはピン3と4の間で、12Vの電圧で一定周期のトリガ電流を流しているようです。
インレット側の話で言うと、ピン4からダイオードを通り、2.7K オームの抵抗器を通り、グランドに接続されます。このグランドは200Vラインのグランドと共通です。
回路の途中にあるスイッチがONになると、1.3K オームの 2 番目の抵抗器が最初の抵抗器と並列に接続されます。その場合、総抵抗は 877 オームになります(抵抗が2つ並列接続されるためですね)。
このスイッチは、通常、車両によって制御されています。つまり、充電可能な状態であれば内部的にスイッチONですし、例えば走行可能状態であれば充電はできませんから、スイッチをOFFにすることで、間違って充電開始されないような仕組みになっているのです。
分かりやすく言うと、EVSEと車両がJ1772で接続されると、まずは2.7Kオームの抵抗で「こんにちは」とEVSEに応答し、次に877オームの抵抗値で「受け入れOK、200V電源をONにしてください」とEVSEへ応答するんですね。
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