脱炭素・電化──大容量ポータブル電源が日本の「祭り」を変える
青森ねぶた祭において、EcoFlowのソーラーパネルとポータブル蓄電池を日立が運行する環境配慮型ねぶたに活用。
太陽光由来のエネルギーを活用した、DELTA Proシリーズ搭載の脱炭素ねぶたを出陣。
※画像は令和3年度の写真を使用し、画像の一部はイメージです。実際の仕様とは異なる場合がございます。
今回3年ぶりの開催となる青森ねぶた祭において、日立は燃料型発電機を使用せず、太陽光由来のエネルギーを活用した、蓄電池搭載の脱炭素ねぶたを初めて運行しました。
具体的には、EcoFlowの400WソーラーパネルでDELTA Proシリーズを充電し、ねぶた本体に搭載することで、ねぶたのライトアップの電源として使用されます。これにより、従来では祭の期間中にねぶた本体が排出していた CO₂排出量を削減することができます*1。100%再生可能エネルギーを使用した大型ねぶたが青森の夏の夜を照らすのは、長い歴史を持つ青森ねぶた祭において初の試みです。
*1 従来の、ディーゼル発電機を使用する場合との比較。2019年度実績値から試算し、最大約 170kg の削減。万が一、悪天候等の事情により十分な充電が難しい場合は、通常のコンセントによる充電を行う可能性がございます。
日立は、世界の脱炭素化をリードし、サステナブルな社会の実現に貢献することを目標に掲げています。
EcoFlowは、日立の100%再生可能エネルギーを使用した大型ねぶた実現の想いに感銘を受け、ポータブル電源史上最高級のDELTA Proシリーズ及び400Wのソーラーパネルを使用し、脱炭素ねぶたを実現すべく本プロジェクトに参画したとのこと。
祭り参加者の貴重な声
実際に、スタッフや出囃子を行っている人のインタビューを要約すると、
- ガソリン発電機を積んでいたときより台の重量が軽い
- 排ガスが出なくなったことにより、思い切り息を吸って笛をふけるようになった
など、彼らの声には「日本の祭りの未来」が垣間見えます。
蓄電池の性能が向上した未来には、照明はより明るく、台は軽いために参加者の負担は軽減され、ガソリン発電機がない露店が並び、純粋な祭り喧騒を楽しめる様子が想像できます。
静かで安全な露店が並ぶ、未来の祭りの姿
露店の多くは独立型の電源として、プロパンガスボンベやガソリン発電機が使用されています。
大型の祭りの場合はスタッフ待機所や救護室、警備室などの電源供給のために超大型のディーゼル発電機が設置されることもあります。
ポスト・リチウムイオン電池が実用化され、大容量でコストパフォマンス的にも有利になった場合、電気式のホットプレートやLED照明など祭りの電化が進む可能性があります。さらに、スポットクーラーが設置可能になり、スタッフらの環境改善が期待できます。
騒音や排ガスを出す発電機がないことにより、祭りの参加者全員に快適な環境を提供することができ、これらの特性が他の祭りとの「差別化」を生み、新たな価値の側面を持つでしょう。
さらに、２０１３年に起きたガソリンを起因とする祭事中の爆発事故といった、痛ましい事故の発生を防ぐことも期待できます。（2013年福知山花火大会露店爆発事故）
■日立連合ねぶた Webサイト：https://www.hitachi.co.jp/about/corporate/area/tohoku/nebuta/index.html
- 脱炭素ねぶた運行に使用された製品
■DELTA Pro 8台
製品詳細：https://jp.ecoflow.com/products/delta-pro-portable-power-station
製品詳細：https://jp.ecoflow.com/products/delta-pro-extra-battery
製品詳細：https://jp.ecoflow.com/products/400w-solar-panel
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